2011年12月6日火曜日

"Eno ↑ McLean"


























Eno↑McLean(イーノマクレーン)





■Profile


「ちくしょう!!なんで俺がこんな目にあわなくちゃいけないんだ!!」(ジョン・マクレーン/映画「ダイ・ハード」より)


33歳。独身。新宿勤務の一般男性派遣社員。

薄給な長時間労働と最低レベルの生活を保持することに追われ、金はなく、車もなく、これと言った資格、特技もなく、外見も優れない。陽当たりも風通しも悪い木造アパートの一階に住み、自宅ではときどきナメクジが現れるほどの湿気や、喧嘩が日常な隣人の騒音に耐え、当然の如く女にはモテないどころか馬鹿にされるか無視、数少ない友人や飲み仲間も一人、また一人と恋愛や結婚に伴い疎遠になり。楽しみといえば、ラブ・ロマンス以外の映画、飲酒、そして音楽鑑賞。元々雑多な音楽好きではあったものの、30歳を越えてから急激にヒップホップへの傾倒が強まり、気付けばipodのプレイリストは洋邦新旧問わずすべてがラッパー達の名前で埋め尽くされていた。


33歳の誕生日。共にバンドマンである友人ABから連名でプレゼントをもらう。二人の共作による一分弱のオリジナル・バースデー・ソング。嬉しかった。折しも次月はAの誕生日。Bの一言。「僕らも何かやりましょうよ。ヒップホップ好きなんだし、ラップやってみるとかどうですか(笑)俺、ボイパとアレンジやりますから」冗談を真に受け桂花ラーメンを食べながら思い付いた一分弱のライムを録音し渡した所、予想に反して好評であり、それを期に周囲の他の有能なバンドマン達とも遊びで数曲のオリジナル・ラップ・ソングを作成する。この頃から、街を歩いていると頭の中にリリックが浮かぶという脳内事象が起こり始める。


晩夏。先のやりとりを知った旧知のDJ兼コンポーザーのYよりトラック提供の協力を受ける。ハウスをベースにしたスタイリッシュで洗練された音に乗せてラップを書き始め、Y との綿密な打合せ、リライトを重ねながら11月初旬に4曲を完成、録音。デモ音源として販売を開始し、12月に初ライブを敢行。シリアスとコミカル、シニカルとセンチメンタルの間を自由に往き来するスタンスはリスペクト・ラッパーであるエミネムやビースティ・ボーイズ譲りか。指針を失い、震災を経て更なる混沌に向かう首都東京。どこにも適合しなかった、いや、出来なかった男の真実の叫び=リアル・シャウトが、いままさにその路上に解き放たれる(ちなみにベースボールキャップは死ぬほど似合わない)。



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■SoundCloud

http://soundcloud.com/eno-mclean

■Twitter

http://twitter.com/EnoMclean


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1st Demo CD-R "Know I'm Serious...." ¥500



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